高校時代

高校時代、巷では松田聖子がブレイクしていた。

ボクの友達仲間の間ではあのブリッコぶりが鼻について不人気だったのだけれど。

友達の一人に、ちょっとヤンキータイプだけどセックスフレンド一ひょうきんなヤツがいた。

いわゆる「クラスの人気者」ってヤツだ。

彼の名はコーセー(仮名?(笑))

そいつもはじめはアンチ聖子だった。

皆で歌番組を観ていると冷やかし半分で聖子ファンのマネをして野郎の野太い声で「聖子っちゃ~ん」と声援をあげては嗤う。

そんなことしてるうちにある日、彼が突然ビデオの生テープを一本持ってきた。

「聖子ちゃん録って」

一同「は?」

当時、ビデオデッキはまだ普及しておらず、仲間内ではウチの兄貴しか持ってなかった。

テープだって一本970円もして高校生のボクらにはおいそれと手の出せる代物じゃない。

それをあんなに松田聖子を嫌っていた仲間のひとりである彼が突然

「聖子ちゃん録って」
である。

春の珍事というか天変地異というか…

仲間一同ブッとんだ。

それから歌番組が放送されるたびに録画を続け、120分テープが「チェリーブロッサム」一曲に染まった(笑)

そいつは学校帰りに毎日ビデオを観に我が家に通い

延々と「チェリーブロッサム」を唄う松田聖子を見続けた(笑)

仲間から愛されてる彼がそんな状態だ。

イヤイヤビデオ鑑賞に付き合わされてるうちに仲間内に感染者が続出(笑)

いまだになぜ彼が松田聖子中毒に墜ちたのかはレズだ。

でも今、ボクには彼のそんな気持ちがよく分かるような気がする(笑)

ひとの価値観なんてのは
何かの拍子に突然ブレることもあるのだ。

はじめは自分自身認めることが出来ずに抗ったりするけれど
結局は認めざるをえなくなる。

一度素直になってしまえばもう一直線(笑)

あっちゃんが6年前の自分と共演したと話題のDoc○moのCMを録画するために
今日一日、テレビの前に陣取ったボクにはもう他人様を笑えない(笑)

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2012年1月18日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:幸せは作るもの

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